東京メトロでの遠回り乗車における注意点

鉄道

東京都心に路線網を張り巡らしている東京メトロ。

東京メトロの運賃は、原則として実際の乗車経路にかかわらず、最短経路をとった場合の距離に応じて計算されます。

しかし、いくつか注意点があるので、以下詳細を記載したいと思います。

以下、SuicaやPASMOといった交通系ICカード利用を前提に話を進めていきます。

① 乗り換え時に改札を通過する際は注意

例えば、赤坂見附駅において、丸ノ内線から銀座線に乗り換える際、改札を通ることはありません。

一方で、半蔵門線に乗車し九段下駅で下車し、東西線に乗り換える場合、必ず改札口を通らなくてはなりません。

この際、【乗車駅】から九段下駅までの運賃が差し引かれます。

仮に、【乗車駅】から【目的地駅】までの最短経路で計算した運賃が165円(a)であったとしても、【乗車駅】から九段下駅までの最短経路で計算した運賃が195円(b)で、

(a)<(b)となった場合、九段下駅の改札では195円(b)が差し引かれます。

まあ、普通に考えれば当然ではありますけどね。

これは、池袋駅で、有楽町線と丸ノ内線又は副都心線との乗り換えのケースでも同様です。

そして、【目的地駅】で改札を通る際に差し引かれる運賃は0円です。

よって、【乗車駅】から九段下駅経由で【目的地駅】までの運賃は、195円となります。

したがって、【乗車駅】から【目的地駅】まで行く場合、基本的には実際の乗車経路にかかわらず、最短経路で計算した運賃で計算されるところ、

最短経路を利用しなかった場合には、必ずしもそうはならないことがお分かりいただけたかと思います。

 

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